ドラゴンテイルで起こる日蝕は洗礼と解放


2023年10月15日の

天秤座の新月は金環日食でした。


日蝕というのは

太陽から常に届いてる光が一時的に遮られることで

私たちの中にある内なる太陽も仮死状態になり

その奥にあるものと改めて向き合わされる、死と再生の時間です。


この再生は、太陽の光に依存しない

「自分の内側の光」と向き合うことでしかなされません。

外側の太陽に依存していたものは日蝕のタイミングで

何かしらネガティブな形で露出してしまうこともあります。

日蝕は政権の交代や権力の弱体化を意味するとみなされ、

不吉なものとされてきました。

日蝕がもたらす「外側の光に依存できなくなる作用」が

政権の弱体や王の死にもつながるのでしょうね。


ちなみに、残念ながら私は直接日蝕を見たことはないのですが

実際に見ると凄い衝撃みたいですね。

世界が一瞬で夜になり、また明るくなっていくのは

空気感の変化を含めてものすごいインパクトのようです。

月蝕は何度も初めから終わりまで見たことがあります。

あくまで私の個人的な感覚ですが、

丸い月が地球の影に入っていく間、だんだんと自分の中の何かも遮断されていき、

真空状態になるような不思議な感覚になりました。

月は明らかに私たちの情緒に関係していて

さまざまな実感をもたらしていると感じました。

月はエーテル体(気と呼ばれる身体エネルギー)を司るのですが

月蝕の時は、そのエネルギーの揺れ動きがよくわかるような気がします。


さて、今回の天秤座新月はドラゴンテイル側での日蝕でした。

ドラゴンテイルは宇宙の掃除機のような感受点で、

古いものや形骸化したものを無化し、宇宙の彼方に連れ去ります。

(逆にドラゴンヘッドには宇宙から新しいエネルギーが注がれます)

ドラゴンテイルが関わると、その物事の熟しすぎて形骸化した面が強調され、

リセットすべきものが明確になります。


2021年12月の射手座の日蝕が

ドラゴンテイル側で起きた新月だったのですが

私自身の金星とぴったり同じ度数で起きて個人的に大きなインパクトがありました。


私はこの時、講座のためにこの先10年ほどの星を読んでいたのですが

ふと「ああ、このままじゃだめだ」と強烈に思ったのです。

射手座は総論や哲学を表すサインですが、

時代の大きな変化を予感して、

これからは抽象的なイメージ論では太刀打ちできないと感じたのです。


ここから私は講座やセッションの方法を変えることにして

けっこう長いこと試行錯誤を始めることになりました。

今思うと、とてもドラゴンテイルの日蝕らしい影響でした。


この日蝕は私の中の射手座金星の弱点を露わにしてくれた上で

その進化を促してくれました。

対向サインにある双子座の「具体性」「時代性」を取り込むように

刺激してくれたと思います。


今回の天秤座新月での日蝕は宇宙に何を連れ去ったのかな。

対向サインの牡羊座の持つ、個人として立ち上がる力、自分のために戦う強さ、

そして本当の意味で人を思う力を身につけた人が

きっとひそかに再生を果たしているのではないかなと思うのです。




星と香りのStudio Tipi

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